インタビュー

この職業に就いたきっかけを教えてください。また実際に働いてみてギャップはありましたか？

大学当時、就職氷河期で何の職業に就くべきか、何がしたいのかと悩んでいる間に、時期を逃してしまい新卒での就職に失敗しました。そんなときに、「愛媛綜合警備保障という警備会社があるが受けてみないか」という父の勧めで受験することになりました。
入社前の印象は、『名前を聞いたことのある大きな会社だな』という印象と、サバサバして上下関係が厳しく固いイメージをもっていました。ですが実際に働いてみると、現場の先輩方は丁寧に業務指導をしてくださり、相談にものってもらい人情深いアットホームな会社だなという大きなギャップがありました。

現在の業務内容と仕事のやりがいを教えてください

現在は、主に松山空港旅客ターミナルの施設警備、貨物ターミナルの正面ゲートで出入管理業務及び国際線の地上作業監視業務を担当しています。施設警備では、主に館内・外の巡回をしており不審者・不審物の早期発見に努め、緊急時の対応に常に備えています。また、搬入業者に対する出入管理も実施しています。貨物ターミナルの正面ゲートでは、人や車両の出入管理が主な業務であり、従業員の出入管理や来訪者や車両の出入管理を実施しています。国際線の地上作業管理業務では、国際線運航時に航空機の機体の側で、不審者・不審物の警戒に当たる業務を実施しています。
どの業務においても、松山空港全体や松山空港から離発着する航空機の安全・安心に携われることにやりがいを感じています。

印象に残っているエピソードを教えてください

早朝、旅客ターミナルビルの開館業務を行っている際に、歩道上にお客様が倒れているのを発見し対応したことです。突然、目の前に人が倒れており驚きましたが、訓練等で実施している通り、すぐさま声掛けをすると、わずかに意識があるようでした。意識混濁状態であったため、お客様に「救急車を呼びますね」と声掛けをすると、首を縦に振るしぐさをされたので、119番通報し救急車到着まで声掛けを続けました。
幸いにもお客様は大事に至ることなく、その後意識も回復されて救急搬送されることなく迎えに来られたご家族と帰宅されました。いつ起こるかわからない緊急時対応で大変でしたが、救急隊の方に『最初の状況では、救急車要請は正しい判断でした』と言っていただき嬉しかったことを今でも覚えています。

今後チャレンジしたいことを教えてください

どうしたら部下が気持ちよく実力を発揮できる雰囲気を作れるかということと常に向き合っています。当然、甘くしすぎても駄目、かといって厳しくするだけでもいけません。変化し続ける状況の中で、一人ひとりが精一杯の実力を発揮出来るようにするためにどうしたらよいのか。自問自答しながら、部下とも話し合い、部下の声に耳を傾け良い意見は採用し、より良い職場環境の構築にチャレンジしたいと思います。

1日の仕事の流れ

• 8:30

  出社・業務開始（出入管理）

  搬入業者等への案内や出入管理及び館内・外を巡回し異常がないか確認。 侵入警報や緊急事案などに対応

  10:00〜12:00

  出入管理業務及び巡回業務

  搬入業者等への案内や出入管理及び館内・外を巡回し異常がないか確認する。 侵入警報や緊急事案などに対応

  12:00〜13:00

  昼休憩

• 13:00～22:00

  出入管理業務及び巡回業務

  休憩を挟みながら、搬入業者等への案内や出入管理及び館内・外を巡回し異常がないか確認する。 侵入警報や緊急事案などに対応

  22:00〜翌8:30

  出入管理業務及び巡回業務

  館内・外の巡回。（火の元・ガス等は特に注意して）、出入管理業務、仮眠等